縄文杉コースでリタイアする時の対応とリタイアしないための心得

往復10時間もかかる縄文杉コースのロングトレイル。

縄文杉は見に行きたいけれど、中には色々と心配される方もいらっしゃいます。

この様な質問を受けることもありますね。

そこでこの記事では、

縄文杉トレッキングへの不安解消のために『リタイアする場合の対応』と『リタイアしないための心得』について詳しく解説しています。

リタイアしてしまう原因

スタート地点である荒川登山口から縄文杉までは往復２２ｋｍもの距離があります。

歩行時間は平均約１０時間３０分ほど。

実際に歩いてみると分かりますが、縄文杉までの往復は思っているより長く感じると思いますよ。

そんな大変な道のりでもほとんどの方は縄文杉までの往復を成功させているのですが、

中には無念の途中リタイアをされる方がいるのも事実です。

その理由は以下の２つ

①膝や腰を痛めてしまう

トレッキング中に膝や腰が痛くなり歩くのが辛くなってしまうと縄文杉コース制覇は厳しいです。

以前に膝・腰を痛めた経験のある方も要注意。

縄文杉コースは山道の上り下りが多く膝や腰への負担も大きいです。

特に何度か膝・腰を痛めることを繰り返しているような方は、縄文杉コースではない別のコースを検討する方が良いかもしれません。

屋久島の魅力は『縄文杉』だけでは無いので、自分に合ったトレッキングコースを選ぶようにしましょう。

②帰りのバス時間に間に合わないペース配分

ゆっくり転倒しないように歩くのも大事ですが、縄文杉トレッキングの場合はペース配分は重要です。

その理由は帰りの登山バスが来る時間が限られるからですね。

ペースが遅いと縄文杉までたどり着くことができないまま引き返すことになります。

最終便は17：45前後（時期によって変動アリ）になるので、必要な歩行ペースはおのずと決まってきます。

目安として、トロッコ道が終わる『大株歩道入口』を１０時頃までには通過するようにしましょう。

ペースの目安
『大株歩道入口』を遅くとも１０時頃には通過すること

もし１０時よりも遅れて大株歩道入口に到着した場合、

縄文杉まで行かずに引き返すことを検討しましょう。帰りのバスに間に合わなくなってしまいますよ。

大株歩道➡縄文杉（約2時間）
縄文杉➡荒川登山口（約5時間）
10時+7時間➡17時

リタイアする場合の対応

もし縄文杉コースをトレッキング中にリタイアしょうと思った時、どうすればいいのか。

基本的に帰りの登山バスが来る時刻は決まっているので、

それまでにスタート地点である荒川登山口まで歩いて戻る必要があります。

帰りの登山バスが来る時間まで待つことができない、ということであれば

タクシーを呼ぶ方法もあるので検討してみて下さい。

➡屋久島のタクシー総まとめ【関連記事】

もちろん歩くことが困難な状況であれば、無理をせずに他の観光客やツアーガイドに声をかけて助けてもらうようにしましょう。

リタイアしないための4つの心得

①自分の体力に合ったコース選び

同行者とよく相談して無理のないコースを選ぶようにしましょう。

屋久島の魅力は縄文杉だけではありません、

『苔むす森』や『太鼓岩』からの眺望が楽しめる『白谷雲水狭』

名のある屋久杉が立ち並ぶ『ヤクスギランド』など

縄文杉コースよりも難易度が低く魅力的なトレッキングコースは他にもあるので、

無理をして縄文杉だけに固執する必要も無いと思います。

個人的には縄文杉トレッキングよりも白谷雲水狭の方が森の美しさが感じられておすすめな気がします(^^♪

②体力を準備する

日頃あまり運動しない人がいきなり長時間山道を歩くのは危険です。

「よくつまづく」「足が上がらない」といったちょっとしたことでも、

疲労が溜まってくると体が対応できなくなり転倒に繋がりかねません。

屋久島の山を歩くのなら1ヶ月前には日常的に行えるストレッチやウォーキングといった運動をするようにしましょう。

屋久島旅行直前にハードな運動をすると逆に身体を痛める原因にもなるので注意しましょう。

③服装や装備を整える

安全かつ快適にトレッキングを楽しむなら、

服装や装備品はしっかり揃えておきたいところです。

履きなれたスニーカーでもトレッキングは可能ですが、濡れていたり苔が生えている場所などは

ツルツル滑るので危険なんです。

転倒したり足を挫くのを予防するためにもトレッキングシューズを利用するようにしましょう。

屋久島は予報にない雨が急に降ることもある天気予報の当たらない島(笑)

レインウェアは必ず準備しましょう。

➡屋久島のトレッキングにレインウェアは必須｜レインウェア選びに必要な6つのポイント【関連記事】

購入するのが勿体ないと思う方は登山用品のレンタルを利用すると良いですよ。

➡登山トレッキング用品が借りられるレンタルショップ５選【関連記事】

④登山道の注意ポイントを知る

屋久島の登山道は木の根が露出している場所も多いです。

木の根は晴れた日でも滑ることがあるので、できる限り乗らないようにしましょう。

人があまり歩かないような木道の端も苔が張って滑りやすいこともあるので注意しましょう。

捻挫を予防してくれる足首まで保護できるトレッキングシューズを履くのがおすすめですよ。

心配な場合はガイドの利用も検討

個人で行くのが不安な方はトレッキングガイドの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

その際は団体ツアーではなく、少人数制もしくはプライベートで案内してくれるガイドを選ぶと良いです。

団体ツアーだと他の旅行者のペースに合わせて移動しなければならないので、

体力の無い方だと少しハイペースに感じてしまうかもしれません。

その点、専属で案内してくれるプライベートガイドならペース配分も含めて相談できるのでおすすめですよ。

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縄文杉トレッキングの必要情報総まとめ

こちらの記事では縄文杉トレッキングに必要な情報を全てまとめています。

縄文杉を見るために挑戦される方の役に立つので是非ご覧になって下さい▼

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