【屋久島パワースポット】牛床詣所がどんなスポットか写真付きで紹介

この記事では屋久島のパワースポットの1つ『牛床詣所』について詳しく紹介しています。

この様な方のために写真付きで牛床詣所を解説しているのでぜひ参考にして下さい。

牛床詣所（うしどこもいしょ）について

その集落の人じゃないと島民でも「知らない」という方も多い牛床詣所。

初めて屋久島を訪れる旅行者の方は、ほとんどの方が知らずにお帰りになると思います。

牛床詣所は知る人ぞ知る屋久島スポットの1つです。

牛床詣所とはどんな場所？

屋久島には宮之浦岳をはじめとする険しい山々が多いことから、島人は山を神聖視し崇拝の対象とする『山岳信仰』を行ってきました。

屋久島の山には古来より神々が住むとされていて、その山岳信仰の重要な伝統行事として『岳参り』が今でも行われています。

岳参りは山の上の祠まで、集落の男性が供え物を運びご神酒を捧げ祝辞をあげて集落の繁栄を祈る行事です。

『牛床詣所』は女人禁制のため岳参りに参加できない女性や子供たちが、岳参りに出た男たちの帰りを待ち、出迎えるための場所になります。

そのため、牛床詣所は里における信仰の聖地と考えられていて、詣所の敷地を見回すと『疫病退散』や『大漁祈願』『安全祈願』など様々な祈りを込めた石塔が60基ほど立ち並んでいます。

牛床詣所は、屋久島の山岳信仰の実態と石塔の銘文や形状から時代の社会状況を示すものとして、民族的・宗教的に貴重な史跡とされています。

牛床詣所を写真で紹介

牛床詣所は駐車場から歩いて1～2分の場所にあります。

静かな林の中を歩くと古い鳥居が見えてくるので、その中が牛床詣所です。

普段から人があまり来る場所ではないので、鳥のさえずりだけが聞こえるとても静かです。

牛床詣所は、春と秋の『岳参り』の時に家族がご馳走を準備して山に向かった男性陣を出迎えた場所になります。

『疫病退散』『大漁祈願』『安全祈願』など様々な祈願のための石塔が60余り残されています。

この苔むした石塔の様子がジブリ映画『千と千尋の神隠し』の序盤のワンシーンのようだと訪れるファンの方も多いです。

当館に宿泊した海外ゲストから『牛床詣所』の写真を見せられて場所を説明したことが何度かありますが、海外では『千と千尋の神隠し』に似たスポットとして紹介しているガイドブックもありましたね。

石塔や仁王像なども苔に覆われていて、とても神秘的な雰囲気のある場所です。

白谷雲水峡からの帰りでもすぐに立ち寄れるスポットなので、興味があれば足を運んでみてください。

牛床詣所への行き方