【屋久島の夜の過ごし方】ナイトスポット観光について｜夜空観察・ナイトツアー紹介

屋久島旅行を計画していて、
『夜の時間を使って何か楽しめることは無いか…』
このように考える方もいるのではないでしょうか？

屋久島では「スーパー」や「飲食店」の閉店時間が早いため
店舗をあちこちハシゴするような夜の楽しみ方はできません。

それでも「自然体験」なら夜の時間でも楽しめるものがあるんですよ。

この記事では、夜でも楽しめるスポットの紹介とナイトツアーについて紹介します。

屋久島での夜の過ごし方｜夜でも楽しめること５選

屋久島で夜間楽しむことができる代表的なものを５つ紹介していきます。

①星空観察｜一年中

屋久島は外灯や遅くまで営業しているお店も無いため、夜になれば辺りは真っ暗闇になります。本土から来る観光客の方がみんな驚くほどの暗さ(笑)

でもその分「星空が綺麗に見える」ということなので
天気が良ければ星空観察に出かけてみるのもおすすめですよ。

星空が見られるスポットはこちらの記事にまとめているので参考にされて下さい。

▶屋久島で綺麗な星空・天の川が見られるスポットの紹介記事

②ウミガメ観察｜5月～7月

屋久島は国内でも希少なウミガメの産卵上陸地になっていて、産卵する姿を観察することが可能です。

産卵シーズンは５月から７月まで、子ガメの孵化が７月下旬頃から始まります。

『永田いなか浜』と『栗生海水浴場』の２か所で観察することができるので、興味のある方は下記記事をご覧ください。

▶【屋久島のウミガメ産卵・孵化観察ツアー】観察時期や場所・送迎付きツアーを紹介

③ホタル観賞｜4月中旬～下旬

屋久島でホタルが見られるのは４月中下旬。

宿泊施設近くの何気ない小川にもホタルは生息しているので、シーズン中に屋久島を訪れた際はホテルのスタッフに近くのスポットを教えてもらいましょう。

屋久島の川はどこも水質が綺麗ですから、
どのエリアでもホタルが見られると思います。

④野外温泉

屋久島にはいくつか温泉がありますけど、
夜間に入れるのは以下の２つの野外の温泉。

1.平内海中温泉
屋久島の秘湯【平内海中温泉】｜干潮時間の調べ方・入浴マナー・駐車場・女性におすすめの利用方法ついて紹介


2.湯泊温泉
【温泉＆星空観賞】屋久島の屋外天然温泉『湯泊温泉』を紹介

私の友人が来島したとき、
真夜中に平内海中温泉に行きましたが
星空が綺麗で最高すぎました。

【平内海中温泉】は普段、海の下にある温泉なので、入浴できるのは干潮前後2時間のみです。潮位を確認するようにしましょう。

⑤光るキノコの観察

屋久島は、５月下旬から７月頃まで梅雨シーズンに突入します。

そんな雨降りジメジメした気候になると、
見ることができるるのが『蛍光色に光るキノコ』

湿度と気温の条件が重ならないと見られないのでタイミングは難しいですが、７月上旬あたりの雨上がりに是非体験してもらいたいです。

とはいえ群生している場所が分からないと見ることはできないので、このあと紹介しているナイトツアーへの参加がおすすめ。

ナイトツアーの利用について

屋久島にはナイトツアーを行っているガイドさんもいます。

慣れない場所で暗い中を出歩くのは「ちょっと怖い」と思うので・・。

安全を考慮するうえでも、
夜の観光を楽しむ場合はツアーの利用を検討してみましょう。

夜に「大川の滝」や「照葉樹林の森」を散策しながら、
シーズンに応じた楽しみ方を提供してくれますよ。

夜の観光は季節限定のものが多いため、どんな内容が楽しめる時期なのかを確認しておくのが良いかもしれませんね。

屋久島で夜外出する際の注意点

最後に『夜の観光』に関する注意点を３つお伝えします。

①ヤクシカの飛び出しに注意

西部林道や白谷雲水狭で見かけるヤクシカ・・・
実は里にも結構な頭数が棲息しているんです。

夜になると活動的になるので、
車の目の前に急に飛び出してくることもしばしば。

ヤクシカとの接触事故は島内でも事例が多いため、夜間はライトを遠目にして減速しながら走るのが安心と思います。

▶ヤクシカとの衝突トラブルを防ぐ方法

②携帯電話の繋がらない場所に注意

屋久島の西部（塚崎タイドプールより西）は、
携帯電波が入らないエリアになります。

もしこのような電波外エリアで車が故障した場合、
連絡をとる術が無いため一気にピンチに陥ってしまいます。夜の山も同様に危険。

夜に自然散策などする際は、現地を良く知るガイドさんに案内してもらう方が安心です。

③宿泊施設のルールを守りましょう

ナイトツアーや夜の観光は宿への帰りが遅くなることが多いです。

ウミガメの産卵の観察をしてお宿に戻ると、
帰りの時刻が「０時」を過ぎる場合もあります。

ナイトツアーやウミガメ観察に行く場合には、
あらかじめ宿泊先のルールを確認したほうが無難です。

門限を決めるお宿は少ないとは思いますが、
特に民宿タイプの宿は、ルールが設けられている可能性もあるので、事前に確認しておくと余計なトラブルを防げると思います。

また、門限ルールが無かったとしても
他のお客さんが就寝している可能性を考えて、
マナーを守る行為を心がけましょう。

皆さんが楽しく快適に楽しめる屋久島旅行にしましょうね。